アルメニア人の聖ヤコブ大聖堂

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ドミヌス・フレヴィット教会(主が涙を流された教会)

エルサレムで最も重要な歴史的教会の一つとして知られる「主が涙を流された教会(ドミヌス・フレヴィット教会)」を訪れてみましょう。これらの教会は世界的にも有名であり、その中でも特に有名なのがオリーブ山の斜面に建つこの教会です。

この教会は高い場所に位置しており、そこからはエルサレムの街全体を見渡すことができます。美しいモスクや建物、景色、そしてキリストが涙を流されたオリーブ山の神秘的な美しさを眺めることができます。

この教会はフランシスコ会に属し、1955年にイタリアの建築家アントニオ・バルルッチによって設計されました。教会はキリストが涙を流したとされる場所の上に建てられています。

教会のデザインはとても独特で、涙の形をしています。建物の構造も素晴らしく、エルサレムの街を見渡せるようになっています。伝承によると、主イエスはエルサレムに近づいたとき、この場所で涙を流したと言われています。

教会の建設中には、ビザンチン時代の教会の遺跡や第二神殿時代の墓も発見されました。そのため、この教会の中では多くの遺跡や貴重な考古学的発見を見ることができます。

この場所が「主が涙を流された教会」と呼ばれる理由は、キリストがこの場所でエルサレムを見て涙を流したからです。キリストは「エルサレム、エルサレムよ、預言者たちを殺す者よ」と言い、エルサレムに入る前に自分の最期を悟り、弟子たちにもそれを告げたとされています。

―― 主が涙を流された教会への巡礼 ――
ツアーはカトルン地区からオリーブ山へと向かって始まります。エルサレムの街を見下ろす小さな教会があり、それが「主が涙を流された教会」です。

伝承によると、この場所こそがイエスが涙を流された正確な場所であると言われています。最初にこの場所を特定したのは十字軍でした。十字軍の撤退後、教会は破壊され、後にイタリア人建築家によって現在の教会が再建されました。

教会の外観は涙の形をしており、内部に入ると美しい円形のドームが見えます。そのドームの上には、太陽光と空気が入るための円形の開口部があります。

教会の壁には多くの美しいイコンが飾られており、その中にはエルサレムのために涙を流すキリストの姿を描いたものもあります。教会内部は荘厳で神聖な雰囲気に包まれています。

この教会は、数多くのイコンや美術品、そして他では見ることのできない貴重な考古学的墓地を有しており、オリーブ山の中でも特に美しい教会の一つとされています。

―― 教会の内部で見られるもの ――
この教会の見学は、まるで時を遡るような歴史的な旅です。ビザンチン教会の遺跡が残る床や、美しい祭壇を見ることができます。祭壇の背後には大きな窓があり、そこからエルサレムの街全体を見渡すことができます。

この教会の特徴の一つは、西側を向いて建てられている点です。通常の教会は東向きに建てられますが、この教会だけは例外です。これは、キリストがエルサレムの西の方角を見て涙を流されたことを象徴しているといわれています。祭壇の前に立つと、まるでキリストがエルサレムを見つめ、ローマ軍が街を包囲し、神殿が燃え落ちていく光景を見て涙を流しているかのように感じられます。

―― 主が涙を流された教会のモザイク ――
教会を進むと、美しいモザイク画が目に入ります。それは翼の下にひな鳥を集める大きな雌鳥の絵で、イエスがエルサレムを見て涙を流したときに語った「エルサレムの子らを集めたかったができなかった」という言葉を象徴しています。モザイクの色彩は美しく、円形の構図が印象的です。

―― なぜ「主が涙を流された教会」を訪れるのか ――
この教会を訪れる理由は数多くあります。他の教会と共通する要素もありますが、この教会にしかない特別な魅力も備えています。

教会は聖なるオリーブ山にあり、この山自体が神聖な場所です。ここでは、神がモーセに語りかけ、モーセが十戒を受け取ったとされています。また、キリストが昇天した場所もこの山の上にあります。さらに、聖母マリアの墓や多くの聖職者の墓もこの山にあります。

オリーブ山はユダヤ教徒にとっても特別な意味を持ち、「終末の集いの地」とされています。そのため、多くのユダヤ人がこの地に埋葬を望みます。

この場所を訪れることで、他のキリスト教遺跡にも足を運ぶことができます。例えば、キリストの墓があるとされるクマ教会などです。これらの聖地は近接しているため、効率よく多くの場所を巡ることができます。

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